日本内分泌学会雑誌
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成長ホルモンのRadioimmunoassay (二重抗体法) に関する研究
特に, その測定法の基礎的検討と健康小児早朝空腹時値について
竹内 恵子
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1968 年 44 巻 2 号 p. 139-153,112

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抄録

Schalch and Parkerによる二重抗体法を用いたradioimmunoassayにより, 小児の血漿成長ホルモンを測定した.11倍稀釈血漿0.1mlを用い, 1.4mμg/mlまで測定可能であり, 平均回収率105.5%で, 再現性は良好であった.161名の小児, および, 6名の成人の早朝空腹時血漿成長ホルモン値は, 生後48時間以内は高く, その後, 次第に減少して, 1月以内に成人と同様の値に下降し, その後は, 年令, および, 性に関係なく, ほぼ, 同様の値をとつた。

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© 一般社団法人 日本内分泌学会
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