Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
自然およびホルモン誘起発情雌に対する雄ラットの交尾行動について
斎藤 徹
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1987 年 36 巻 1 号 p. 91-93

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抄録
エストロジェンとプロジェステロンで誘発された雌の性行動, 即ちロードシスおよび歓誘行動 (hopping, darting) の発現割合, 頻度が自然発情 (proestrous) 雌のそれと同じであると判断されたラットを用い, 雄ラットの交尾行動を観察した。最初の射精に到るまでの潜時 (ejaculation latency) が自然発情雌との交尾群に比べ有意に長く, また, それに到るまでの挿入 (intromission) の回数も有意に多かったが, その他の交尾行動の観察項目では両者間に有意差は認められなかった。
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© 社団法人日本実験動物学会
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