抄録
筑波医学実験用霊長類センターの個別ケージ内繁殖方式によって出生したカニクイザル (雌15頭, 雄14頭) を対象に, 離乳時期までの乳幼仔の形態学的成長について解析をおこなった。すなわち, 出生時から3週ごとに1回, 12週齢まで計5回にわたり, 15部位の身体計測を実施した。ついで, 計測値に主成分分析法および多変量アロメトリー法を適用し, 乳幼仔期カニクイザルの成長特性について, 総合的に解析を試みた。その結果, この時期の仔ザルの頭部および体幹部は, 四肢に比べて優成長をしていることが明らかとなった。