繊維工業学会誌
Online ISSN : 1884-2267
ISSN-L : 0911-8780
絲の太さの均整度測定法(第1報)
森平 三郎
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1936 年 2 巻 7 号 p. 368-382

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抄録
著者は絲の太さの均整変を測定する爲に,其の案出又は設計製作せる装置を以て(1)吸気導絲管法(2)光電管法及び(3)光電池法の3を實施し,其の性能を檢討し得失を比較した。吸気導絲管法とは排氣装置に連結せる細孔管に絲を導く時,絲の太さに應じて眞空度の變化する事實を應用せるものであり,從つて眞空度を記録して太さの斑を判斷すべきであるが,本實驗に於ては記緑電流計を以て記緑眞空計に代へ,併せて太さの各段階毎に其の長さを積算し又各段階の出現囘數を積算すべき積算計を附屬し,これにムラメーターなる名稱を附した。光電管法及び光電池法は絲の平均の太さに應じた細隙前に絲を通過し,これに向けて一定の強さの光束を投射し細隙背後に夫々光電管又は光電池を置き,太さの斑を光電流の斑として觀察又は記録せしむるものであり,光電管法に於ては3極眞空管を以て光電流の増幅を試みた。光束法に就ては第2報以下に於て詳報の豫定であるが,得失の結論として著者は精度に若干の犠牲を忍び得る工業的檢査には(1)法を敢て推し,本報告に於て多少の未定稿的部分をも併せてこれを報告する。
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