抄録
硝酸第2セリウムアンモニウム(CAN)を開始剤としてビニルホスホネートオリゴマー(OVP)とN-メチロールアクリルアミド(NMA)による綿布の難燃加工を低温条件下で試み,従來行なわれている過硫酸カリウムを開始剤とするパッドードライーキュア法との比較を行なった。
難燃効果は酸素指数法によって判定した。同一の含リン率,含窒素率を持つ布を比較すると, CANを開始剤として用い40°Cで加工した本法の方が高い難燃性を示した。また引裂強度の面でも同じ有効な難燃効果を示す布を比較すると本法の方が良好であった。また難燃効果に対するリンと窒素の相乗効果についてはリン含量の小さな領域で顕著に現れた。