繊維学会誌
Online ISSN : 1884-2259
Print ISSN : 0037-9875
アルカリセルローズ硫化に關する研究 第一報 副反應物に就て
吉岡 義英長野 正滿
著者情報
ジャーナル フリー

1948 年 4 巻 6 号 p. 285-289

詳細
抄録
從來アルカリセルロースの硫化反應の時出來る副反應物の主體はNa2CS3と考へられてゐたが,ザンテートの場合はNa2CS3以外にNa2CS2Oの如き中間化合物が生成してゐるととを發見Lた。尚ザンテートが自然分解を始めるか或は水,アルカリ等に溶解したヴイスコースとなると, Na2CS3が主體となる樣である。又アルカリセルローズ中の所謂遊離アルカリ中副反應にあずかる部分は普通2, 6の壓搾比のアルカリセルローズでは全アルカリ15%の中3~4%が副反應を起し.殘餘の11~12%はアルカリセルローズと特殊の物理的及化學的結合をしてゐるものと思はれる。然しながらザンテートを〓或はアルカリに溶解するとこのアルカリも逐次反應を起す樣になる。
著者関連情報
© (社)繊維学会
前の記事 次の記事
feedback
Top