抄録
コーミングローラによる分繊方式を用いてスライバを分繊し,高速で飛行する繊維集団の大きさを光電的方法で検出した。デジタルメモリに記憶した時系列データを取り出し,コンピュータにより高速フーリエ変換および逆フーリエ変換し,パワースペクトルおよび自己相関々数を求めた。短時間内における分繊状態は時間的にランダムであって,パワースペクトルはピンクノイズの傾向を示した。これに対し,比較的長い時間でのスペクトルは低周波の一部を除き,周波数に対しパワーレベルが一様なホワイトノイズの傾向を示した。また,スライバ中に存在していた繊維長の2~3倍のむらが分繊後のパワースペクトルにあらわれた。