繊維学会誌
Online ISSN : 1884-2259
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硫酸処理ポリビニルアルコール繊維に対するカチオン染料の吸着
曽根 健夫伊藤 紀子
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1989 年 45 巻 2 号 p. 88-92

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抄録
ポリビニルアルコール(PVA)繊維を, 20~30%の硫酸で, 74°Cにおいて90分間処理すると,カチオン染料がイオン結合により吸着する酸性基が導入される。この処理によって導入された染着座席は,中性またはアルカリ性溶液中では安定しているが,それらの大部分は酸性溶液中では不安定である。以上の結果から,硫酸処理によりPVA繊維に硫酸エステル基が導入され,それがカチオン染料の主な染着座席となることが推定された。
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