日本藥物學雜誌
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「モルフィン」ノ腸鎭靜作用ニ對スル副腎ノ意義
I.自然位ニ於ケル家兎腸管ニ就テノ研究
端山 經道
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1928 年 7 巻 1 号 p. 128-136

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抄録
正常動物(家兎)ニ於テ靜脈内ニ注入セル「モルフィン」ノ腸抑制作用ハ,副腎内分泌ヲ杜絶セシムルカ,或ハ副腎ヘノ分泌神經(交感神經)ヲ切斷シ以テ其中樞トノ連絡テ斷ツトキハ,著ク減殺乃至消失スルガ故ニ,斯カル場合腸抑制作用ハ副腎ノ「アドレナリン」ノ分泌ト緊密ナル關係ヲ有シ,而シテ「モルフィン」ハ恐ク中樞性ニ「アドレナリン」内分泌ヲ増進セシムルモノナラント考察ス.
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