抄録
消費者ニーズの多様化に伴い,ゴルフクラブにおいても,より良い製品が求められている.本研究では,打球音の良いゴルフクラブの設計支援のために,ユーザが好むゴルフ打球音の検討を行う.実際のゴルフ打球音をFFT解析した結果から,オシレータやフィルタを用いて,その制御パラメータを変えることで様々なゴルフ打球音を擬似的に作成できるシステムを構築する.さらに,対話型遺伝的アルゴリズム(IGA)を用いて制御パラメータを最適化することで,ユーザが試聴して良いと感じるゴルフ打球音を自動作成するシステムの構築を試みた.本論文では,打球音を構成する制御パラメータのGAにおける探索解空間を狭くするために,遺伝子長の削減前と後の収束性能の比較検証を,ウェーブレット変換の波形の振幅値を比較することで検証する.これにより,遺伝子長を削減したときの収束性能の変化を定量的に比較することができる.