抄録
平面SOMでの学習では4角,4辺に位相歪みが生じる。
このため正確なクラスタ分析は難しい。我々は位相関係
がはっきり適用できる球面SOMを用いることを考えた。
データ間の位相関係を球面上に表現し,このデータ群を
樹状図で表現する分析方法を試みる。平面SOMでは学習
されたデータ間の位相距離をU-matrix表示で表すが同様
の方法を球面SOMにも適用した。つまり,球面上での
位相距離に比例して球面を歪ませる。その状態で距離計算
を行い,樹状図を完成する。つまり距離計算で類似度の
尺度を測る。類似しているもの同士は組にされグループ
として表現されて行く。結果は非常に滑らかにデータ間
の位相関係を表現できた。