抄録
我々は、ユーザの画像に対する発話を手がかりに名詞概念(画像に対するラベル)を獲得していくシステムSINCA(System for Noun Concepts Acquisition from Utterances about Images)を構築してきた. SINCAは幼児の言語獲得能力を参考にしたアルゴリズムによって、予め語彙や文法の知識を与えられていない状態から学習を行うことができる。
このような新しい知識を学習するシステムを用いることで,家庭内で動作するロボットが動的に環境に適応することが可能になると考えられる。
我々は、実際に大人と幼児の間で交わされた会話データを収集し、そのデータを入力することでSINCAが名詞概念を適切に獲得できるかどうかを確認する実験を行った。
本稿では、SINCAを提案すると同時に、実験について報告し、考察を行う。