主催: 日本知能情報ファジィ学会
FCMクラスタリングにおいて標本のいずれかをクラスターのプロトタイプとして用いるFuzzy c-Medoids法の発展として,複数の標本を用いてプロトタイプを表す線形ファジィクラスタリング法が提案されている.プロトタイプを張る標本と対象との距離のみからクラスタリング基準を算出し,プロトタイプの更新は直線や平面を張る標本の組み合わせを求めることで行われる.関係データを低次元に情報縮約するアプローチは多次元尺度法とも目的に類似性がある.本研究では,標本間の関係を複数の低次元部分空間出で表す多クラスター型多次元尺度構成法としての解釈とクラスターの妥当性について検証する.