抄録
本研究では,局所的な線形構造を抽出するFCE法に座標軸回転を併用することで,正方形状のクラスターを抽出するアプローチを提案する.正方形の中心を基点とした回転操作を施すことで,正方形の4辺を一つの直線状構造とみなして推定する.回転後のデータ空間では,局所的なマイナー成分分析と同様の手順で直線状構造が捉えられる.また,FCM法の目的関数も同時に考慮されるFCE法の特性から,FCM法に対する重みを変化させることで,辺が長く伸びた格子状構造から正方形までを同一のアルゴリズムで抽出することができる.