日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第27回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: WC2-2
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確率分布間における類似関係の階層的可視化を用いたアンケートデータからのプロファイリング
*伊藤 晃, 吉川 大弘, 古橋 武
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抄録
アンケートは,企業が市場の動向を調査するための重要な手段の一つであり,様々な解析がなされている.アンケートデータに対する最も重要な解析の一つに,ターゲット層についてのプロファイリングが挙げられる.プロファイリングに用いられる代表的な解析手法には,コレスポンデンス分析,アソシエーション分析などがあり,これらの手法は,データ中の要素間の関係を把握する上で極めて有用である.しかし,得られる結果はあくまでデータ内の偏り等を捉えたものであり,アンケートデータのような比較的小規模のデータに対する適用では,しばしば母集団の傾向とは異なる結果となり得る.そこで本稿では,確率モデルを用いることにより母集団の傾向を考慮可能とした,新たなプロファイリング手法を提案する.提案手法では,ある属性に当てはまる回答者から,任意の質問に対する各回答の得られる確率を確率変数として扱い,その確率分布をベイズ的アプローチにより得る.また,すべての属性,もしくはそれらの組み合わせについての確率分布とそれらの間の類似関係を算出し,その類似関係に基づいて各属性を可視空間上にプロットする.本稿では,メンズスーツ用の布地に関するアンケート調査データに提案手法を適用し,解析者が,様々な属性と特定の質問の関係において,ルールの信頼性を考慮に入れたプロファイリングが可能となることを示す.また,提案手法による可視化により,属性間における回答傾向の類似関係を確率分布の観点から把握できること,および特徴的な属性の抽出を支援することが可能となることを示す.
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© 2011 日本知能情報ファジィ学会
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