抄録
本研究では姫路市における来月の喘息発作数を予測する.喘息発作数の多い1~4歳,65歳以上の年代の2001~2005年のデータを用い て2006~2010年の各年代の喘息発作数を予測する.Fuzzy-ARモデルを用いて予測し,予測結果を相関係数と絶対平均誤差を用いてAR モデルと比較する.ここで,ARモデルの次数pは赤池の情報量基準 (AIC) に基づいて決定し,ARパラメータa(i)はYule-Walker方程式により決定する.Fuzzy-ARモデルはARモデルに喘息発作の要因である気温,気圧,湿度から構成されるファジィメンバーシップ関数の項を加えたものとなっている.実験結果として,65歳以上の年代では,両モデルとも正 確な予測ができていなかった.1~4の年代においてはFuzzy-ARモデルの方がARモデルよりも高精度な予測を行えた.