抄録
ファジィ推論モデルの中でも,代数積–加算–重心モデルは前件部と後件部共にファジィ集合であり, 計算についても推論過程において代数積と加算を用いるため非常に高速である.しかしながら,通常,ファジィ集合同士の加算における演算については通常と違う演算方法となっている.代数積–加算–重心モデルににもかかわらず,計算過程においてはファジィ集合の演算を用いないという問題を抱えている.本稿では,代数積–加算–重心モデルの推論過程におけるファジィ集合同志の演算を通常の加算からファジィ演算に置き換えることによる新しい推論モデルを提案する.また,ファジィ演算に置き換えられた場合についての性質についても言及する.