日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第30回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: MA3-1
会議情報

main
大規模カオスに基づくサウンド生成システムによる人間に与える心地良さの分析
*前田 陽一郎村中 慎吾佐々木 眞人
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究室ではカオス要素を複数結合させ同期性や非同期性を制御することで、多様な音が生成可能なカオスサウンド生成システムの開発を行っている。このシステムを用いて人間の身体動作を読み込み音高・音長・音量を変化させることで人間の意図するサウンドを生成する研究なども報告されている。しかしながら、これまでの研究では生成されたサウンドに対する人間の印象評価に関する分析がほとんどなされていなかった。そこで本研究では、近年ヒーリングミュージックに対する関心が高まっていることから、サウンドの心地良さに着目し、人間に心地良いと感じるサウンドを生成してもらい、その傾向を分析した。ここでは人間が心地良いゆらぎと感じるとされている1/f ゆらぎ現象との関連性を分析した。その結果、多くの心地良い生成サウンドが1/f ゆらぎに近い特性をもつことがわかり、より良いリラクゼーションサウンドを生成する際に有効な知見が得られた。
著者関連情報
© 2014 日本知能情報ファジィ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top