人間は、周囲の状況が時々刻々変化している動的環 境の中で生活している. この環境の中で行動を決定するとき , 周囲の状況の状況に応じて決定している. 動的環境の例として交差点での右折操作がある. 周囲の状況が時間と共に変化する対向車や横断歩道の横断者が存在し, これらの動きを即時に認識し右折操作を決定する.そのため, 運転初心者の事故が多く, 右折操作を苦手とする運転者が多い .そこで本研究では, 人間が動的環境で行動決定するときに用いる知識をコンピューターに組み込むための時空ファジィ推論を提案し,交差点の右折を想定したシミュレーションにより有効性を検証する.