抄録
日本のICT企業は競争力を回復させるために,直近20年間に人員削減や事業再編,協力企業との長期的な取引関係の見直しなどの様々な経営改革を実施してきたが,持続的な競争優位を達成するには至らなかった.しかしながらThomson Reuters社の調査によると,2012年の世界100大革新企業の中には多数の日本のICT企業が上位に入っていることから,日本企業の技術開発能力が落ちているわけではない.そこで本研究では,業界の変化が激しい携帯電話およびスマートフォンに関連するICT企業各社の特許戦略およびその変遷を可視化により明らかにし,その結果について検討する.