抄録
本稿では、加法混色を用いたカラートライアングル上でのファジィ表現手法について報告する。カラートライアングル上の3つのメンバーシップ関数で構成される色相のファジィシステムは、あいまいな情報入力を処理することができ、各度合に関する3つの重みから算出した重心を出力する。3つのファジィ集合(赤、緑、青)は、カラートライアングル上の関係に適用される。カラートライアングル(前件部)から新しいカラートライアングル(後件部)を経由し、さらにトーントライアングルへ推論結果を変換することで正規化された「あいまいさ」および「可能性」が分かる。あいまいさ、可能性、入力形状の関係は、ほぼ線形を示す。