抄録
1. 1948年アリタソウ (Chenopodium ambrosioides L.) 及びアメリカアリタソウ (Chenopodium ambrosioides L. var. anthelminticum A. Gray) の花粉母細胞を観察し, その染色体数は前者ではn=8, 16, 24, 後者はn=32なることが初めて著者等によつて决定された。
2. アリタソウ及びアメリカアリタソウの染色体数は8を基数とする倍数性を示す。
3. アリタソウ及びアメリカアリタソウの染色体数を異にするおのおののものはそれぞれ明瞭な形態的特徴をもつ。
4. 1949年次の Chenopodium 属植物の染色体数を决定した。即ち, Chenopodium ambrosioides L. var. fruticosum 及び Ch. Botrys L. は n=8, Ch. album L. var. centrorubrum Makino (アカザ), Ch. Quinoa L., Ch. Bonus-Henricus L., Ch. giganteum Don は n=16 であつて, いずれも8を基数とすることが新しく初めて决定された。