1959 年 34 巻 6 号 p. 180-186
1. 6系統の Bar を使って, 小眼形成物質に対する感受性の相異を比較した。
2. 一般的にいって, B; e11 系は各系統のうち化学物質に対する感受性が最も強く, B we 系は最も弱い傾向を有する。
3. Bar 形質発現に関係する変更因子の存在することが考えられる。
4. ペプトンが Bar の小眼形成に顕著な効果を示し, 多くの系統はほぼ野生型の複眼を形成した。
5. Bar の眼原基におけるアミノ酸合成が, 小眼形成に重要な役割を果しているように思われる