東京大学教養学部
1966 年 7 巻 6 号 p. 383-389
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
自然科学成立の根拠やその方法・分類などを批判哲学の立場から論じることは,カント以来多くの哲学者や科学者によって試みられているが,それらの中で鉱物学の地位というものは,かならずしも充分に論じ尽くされてはいないようである。鉱物学の過去における役割りはともかくとして,少くとも現在の鉱物学は,一つの境界領域科学として位置づけられる― と著者は考える。そして,鉱物学がどのような境界領域を占めているかを明らかにするためには,まずいわゆる地学の位置づけを論じなければならない。
岩石鉱物科学
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら