抄録
廃棄乗用車タイヤゴム粉 (20メッシュ) をオートクレープ中で300-330℃ で1時間, 無酸素状態にて加熱するとカーボンブラックと分解油が回収され, カーボンブラックは市販SRFヵーボンブラック程度の性能が得られた.分解油については各種性状を測定したが, その利用については, なお検討中である.一方、ゴム粉の主体を占めている合成ゴムBR及びSBRを各種条件下でゴム粉同様, オートクレープ中で加熱すると, これらのゴムは一時硬化後, 軟化液状化し, カーボンブラック配合加硫ではこの分解が早く起こる傾向にある.又分解油中に環状物の存在が確認でき, これらの分解機構を推論した.