日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
ジアミドとジイソシアナートの重付加反応によるポリアシルウレアの合成
松尾 唯男古谷 敏治箕浦 有二
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1976 年 49 巻 5 号 p. 395-398

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抄録
ジァミドとジイソシアナートの重付加反応により, ポリアシルウレアの合成を試みた.ジアミドとして, フマルァミド, スクシンアミド及びアゾビスホルムアミドを用いたが3種のアミドの反応性は2個のアミド基にはさまれている構造, -CH=CH-, -CH2-CH2-, -N=N-によって変化し, フマルアミド, アゾビスホルムアミド, スクシンァミドの順に反応性が高い結果が得られた.得られたポリマーの [η] は約0.15程度であり, いずれの場合も淡黄色から淡かっ色の粉末だった.また, ポリマーの構造と熱的性質を比較検討した.
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