抄録
本稿では「ロシア民族学博物館所蔵のクマ祭資料」の第2篇としてアムール・サハリン地域のニヴフとオロッコ(ウイルタ)の資料(原題:СЕМ Т. Ю. Предметы по медвежьему в собрании РЭМ (2)-народов Амуро-Сахалинского реиона (нивхи, ороки) )がとりあげられる。この両者についてはB.O.ピウスツキ、B .A.ヴァシーリエフなどのフィールド調究に基づく報告と収集資料がある。そのロシア民族学博物館所蔵の豊富な資料については、本文中に資料番号が明示されている。(但し、残念なことに写其は当館の修復工事のために入手掲載することができなかった。)
筆者タチアーナ・セム氏はアムール・サハリン地域の民族学を専門としており、本稿では資料の紹介のみならず、クマ祭に関する諸学説についても目配りがなされている。