1984-87年に集められた70個体の雌ハブに基ずき,卵胞の発達と脂肪体の周期が調べられた.ハブの第2次卵胞形成期は長径10mm以上の卵胞を持つことで区別された.第2次卵胞形成は10月から開始された.卵胞は4月まではゆっくり発達するが,5月に入ると急速に肥大した.6月に長径約60mmに達した卵胞は排卵された.脂肪体は10月から増え始め,1-4月に最高(9.2%)になった.その後急激に減少し,5-6月に最低(4.6%)になった.排卵された卵胞が反対側の輸卵管に頻繁に移動することが認められた.卵胞の大きさから,ハブはSVL約90cmから成熟することが再確認された.
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