腹部大動脈瘤根治手術後吻合部破裂の1治験例

大内 将弘; 正宗 良知; 太田 潤; 姉歯 安正; 佐治 公明

doi:10.11261/iryo1946.32.387

大内将弘, 正宗良知, 太田潤, 姉歯安正, 佐治公明

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ジャーナルフリー

1978 年 32 巻 3 号 p. 387-389

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.32.387

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抄録

50才, 男子. 9年前腹部大動脈瘤のためY型人工血管にて根治手術を受けた. 術後7年目ころより下肢の冷感, 間歇跛行が出現, 次第に増強するので来院した.
血管造影所見で腎動脈分岐部以下が血栓による完全閉塞を示した.
常温下に手術すると吻合部は完全に離開し, 中枢側吻合部は仮性動脈瘤を作つていた. ウーブンダクロン人工血管により再置換術を行い救命し得た.

責任著者(Corresponding author)

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