モヤモヤ病の1剖検例

杜 秀雄; 山田 信夫; 謝 韶銘; 沢渡 玉恵; 坂井 節夫; 太田 耕治; 世良 和明; 岡田 聡; 明松 智俊; 山崎 峻

doi:10.11261/iryo1946.33.685

モヤモヤ病の1剖検例

杜秀雄, 山田信夫, 謝韶銘, 沢渡玉恵, 坂井節夫, 太田耕治, 世良和明, 岡田聡, 明松智俊, 山崎峻

著者情報

ジャーナルフリー

1979 年 33 巻 7 号 p. 685-689

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.33.685

詳細

抄録

モヤモヤ病の1剖検例を経験した. 本例は生後まもなく意識消失発作を繰り返し, 5才以後無症状に経過し成人期に脳実質内出血を起した症例である. 本症はその成因に関して未解決であるが, 一方小児例と成人例とを同一に取扱うことに関しても議論の分かれるところである. 本例はこの観点からも興味のもたれる症例であり, その病理解剖所見を提示するとともに若干の考察を加えた.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）