医療
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精神科病歴のコンピユーター化
(II)精神症状以外の項目などについて
豊田 純三高橋 信介明石 俊雄宮崎 知博
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1983 年 37 巻 10 号 p. 1002-1007

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抄録

精神科病歴のマイコンによるコンピーユター化について, 前報で報告した精神症状以外の病歴記載事項のコード化と, 全体についての記録様式, それにまつわる各種制約について報告した.
外部記録装置のミニフレキシブルデイスクを病歴代りに用いるが, そこに書き込むのに必要とする記録容量は, 入院時データに294項目422バイト2セクタ, 精神症状369項目391バイト2セクタ, 身体症状127項目148バイト1セクタ, 薬物(13種, 40年分)1778バイト9セクタ, 各種検査344項目603バイト4セクタ, 外泊, 面会など502バイト2セクタで, 短期入院1症例でも24ないし33セクタを要し, ディスク1面には20例弱の収納にとどまる.
記載事項が多岐にわたり, コード化の労力は避けられないが, 機器上の制約は今後解消され得るもので, 現状でも, すでに実用に供し成果を挙げていることも報告した

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