国立習志野病院内科
1983 年 37 巻 7 号 p. 686-689
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溶血性尿毒症症候群は幼児期にみられる疾患とされてきたが, 最近, 成人例の報告がふえてきた. 我々も上気道炎様症状・下痢・発熱を前躯とし, 溶血による黄疽・貧血を認め, その後腎不全に陥つたが腹膜透析を施行して病態の改善をみた20才の女性例を経験した.これらの症状は従来から幼児においてみられたとされる定型的な発症様式であると考えられ, その詳細を把握出来たことは興味ある事実と考えられるので, ここに記録した.
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