医療
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国立病院外科医長に対する末期医療アンケート調査
松岡 寿夫
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1986 年 40 巻 11 号 p. 1067-1069

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抄録
全国の国立病院84施設の外科医長158人を対象にして, 末期医療アンケート調査を行つた.
アンケート回収率は67.6%であつた. 死の意識では生命の終りであるが66.9%を示した. 病名告知では自分自身に対して告知して欲しいものは54.1%で, 患者に対しては場合によつては賛成が83.2%であつた. 安楽死(尊厳死)の議論は必要だと思うものは68.2%, リビングウィルは主旨に賛成25.3%を示した. 末期癌患者のいやしの場としてホスピス33.1%, 自宅29.7%をあげ, 延命医療は必要だと思うが36.9%であつた. チーム医療を必要だと思う74.8%, 癌性疼痛に対するブロンプトン水または塩酸モルヒネ水は使用したことがある80.5%であつた. デスエデユケーシヨンの必要性を70.1%のものがあげている.
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© 一般社団法人国立医療学会
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