医療
Online ISSN : 1884-8729
Print ISSN : 0021-1699
ISSN-L : 0021-1699
九州地区国立病院・療養所における薬物血中濃度モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring: TDM)業務に関する実態調査
―九州地区国立病院・療養所薬剤科共同研究―
立石 正登二ノ村 良夫
著者情報
ジャーナル フリー

1989 年 43 巻 3 号 p. 334-337

詳細
抄録
九州地区国立病院・療養所46施設の薬剤科を対象にTDM業務の実態調査を行い次の結果を得た.
1. 薬物血中濃度測定を薬剤科で実施しているのは21施設(46%). 薬剤科で測定をしていない25施設中, 測定希望がある施設は12(48%).
2. 薬剤科で実施していない比率が高い施設の条件は, 通知定床300未満, 薬剤師数2名以下.
3. TDM業務の見学および実習の希望がある施設は29(63%).
4. フオーマツトにコメントを記載している施設は20(96%), 投与計画へ薬剤科が参加している施設は9(43%).
5. 測定時の感染予防処置・対策を行つている施設は18(86%)であつた.
著者関連情報
© 一般社団法人国立医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top