医療
Online ISSN : 1884-8729
Print ISSN : 0021-1699
ISSN-L : 0021-1699
岡山県における新生児マススクリーニング
―15年間の集計と精密検査結果―
市場 洋三
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 46 巻 11 号 p. 933-937

詳細
抄録
先天性代謝異常症に対する新生児マススクリーニングは1977年に開始された. その後クレチン症及び先天性副腎皮質過形成症にも対象が拡大した. これまでに発見された疾患名及び患者数はフェニールケトン尿症3名, 高フェニールアラニン血症3名, 楓糖尿症2名, エピメレース欠損症8名, クレチン症53名及び先天性副腎皮質過形成症5名であった. これらの患者は早期発見及び治療により満足のいく長期知能予後を示していた.
著者関連情報
© 一般社団法人国立医療学会
前の記事 次の記事
feedback
Top