抄録
広域災害時に多数発生した被災者・傷病者への対応を可能とする国立病院東京災害医療センターの活動の一環として, 地域ボランティアの研修を行った. 方法としては, (1)平常時から当院の機能や体制を理解させ現場に慣れることを目的とした援護サービス(2)災害時の活動に関する定期的な教育研修(2)災害関連の行事にあわせた模擬訓練, の3種類とした.
その結果をみると, 多くのボランティアで, 活動内容に関して理解が得られたと報告された.
以上より, 災害時の実践的な研修がなされ, 有能なマンパワー確保と効果的な活動が期待できると思われた.