テレビジョン学会誌
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テレビジョン衛星放送ディジタル音声伝送方式
吉野 武彦近江 克郎辻 隆昭河合 直樹
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1983 年 37 巻 11 号 p. 935-941_1

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抄録
テレビジョン衛星放送の音声信号を5.73MHzの副搬送波を用いてディジタル伝送する方式を開発した.この方式は, サンプリング周波数32kHz, 10ビット準瞬時圧伸音声を4チャンネル, あるいはサンプリング周波数48kHz, 16ビット直線符号化音声を2チャンネル伝送することができ, さらにファクシミリなどのデータサービスも可能である.これらの音声およびデータは, 4相DPSKで変調した伝送速度2048Kbit/sのディジタル信号により伝送する.また誤り訂正符号を用いることにより, 受信C/Nが低下した場合にも音声品質を確保し, 映像品質とのバランスを保つことができることを確認した.
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© 社団法人 映像情報メディア学会
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