Bush's Rhetorical Handling of Power: An Analysis of “War against Terrorism” after 9.11

抄録

本稿は、ブッシュ米大統領の9.11以降の「テロリズムとの戦争」のレトリックを分析した。まず、第一に議論と権力の関係を考察した。第二に、ブッシュ大統領の「正しい戦争ドクトリン」から「ブッシュ・ドクトリン」への政策変更を分析した。第三に、ブッシュの「テロリズムとの戦争」のレトリックの特徴を分析した。最後に、公的領域の議論との関連において、ブッシュのレトリック戦略の問題と解決の方向性を論じた。