放射線医学総合研究所
1980 年 22 巻 8 号 p. 519-529
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原子力の開発利用に伴い人体の内部被曝線量評価の観点からますます重要になりつつある, 239Puの環境から人体への移行の問題について解説する。Puの化学的性質および環境・生体中での存在状態,分析法の進歩と信頼性の向上の必要性に言及し, Puの大気圏,陸上環境および海洋環境での挙動に触れ,人体における239,240Puの蓄積とその地球上における地理学的差異の問題を述べる。環境中Puの人体への移行経路に関するICRPモデルとその適用における問題点を解説し,人体における影響研究の現状にも触れる。
日本原子力学会和文論文誌
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