日本原子力学会誌
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改良標準化加圧水型原子力発電所高浜3,4号機の完成と運転経験
山口 淳田仲 紀一
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1986 年 28 巻 10 号 p. 924-932

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抄録

通商産業省の指導のもとに昭和50年から開始され,10年間にわたって展開された軽水炉改良標準化計画も,第3次計画をもって終了した。一方,第1,2次軽水炉改良標準化計画の成果をとりいれた80万kW級の九州電力(株)川内発電所1,2号機および関西電力(株)高浜発電所3,4号機が相次いて営業運転を開始し,現在試運転中である110万kW級の日本原子力発電鞠敦賀発電所2号機とともにわが国の改良標準化型加圧水型原子力発電所も本格稼働の時代を迎えた。
本稿では,第1,2次改良標準化の主要改良点と運転経験について,高浜3,4号機を例にとって概説する。

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