日本原子力学会誌
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JT-60の臨界プラズマ条件達成と核融合炉への展望
鎌田 裕石田 真一小関 隆久菊池 満
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1997 年 39 巻 5 号 p. 367-377

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抄録

日本原子力研究所の大型トカマク装置JT-60は, 1996年秋,大きな目標であった臨界プラズマ条件を達成した。これは,負磁気シアモードと呼ばれる定常核融合炉に適した運転方式で得たものである。この方式は,原研が提案した動力炉概念を契機に,その後も実験および理論の両面において,原研が世界的に研究をリードしてきた定常核融合炉構想から生まれた。本稿では,これらの炉心プラズマにかかわる実験および理論の最近の進展と核融合炉開発への意義,展望を概観する。

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