日本原子力学会誌
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素粒子の標準模型と展望
山本 克治
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1998 年 40 巻 6 号 p. 450-458

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抄録

素粒子についての現在の知識を概観する。まず,基本粒子であるクォークとレプトンの種類と性質について述べる。次に,クォークとレプトンの基本相互作用,すなわち強い相互作用,電磁相互作用および弱い相互作用をゲージ理論によって記述する標準模型について説明し,それによって様々な素粒子の物理がよく理解されていることを示す。そして,この標準模型にはおさまりきらないような素粒子物理の問題については,その将来的展望を眺めてみる。

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