日本原子力学会誌
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講演
日本のMOX燃料の実績と今後の展望
大島 博文安部 智之
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2003 年 45 巻 7 号 p. 412-417

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抄録

 プルトニウムに関する研究, 開発および利用は, 核燃料サイクルの確立を目指すわが国において長年進められてきた。ウラン-プルトニウム混合酸化物燃料 (MOX燃料) についても, 国内に多くの実績, 経験が蓄積されている。 本稿では, 核燃料サイクル開発機構による新型転換炉および高速増殖炉のMOX燃料の設計, 開発, 製造, 原子炉での利用および再処理とプルトニウム取扱い関連技術の開発を中心として, 日本におけるMOX燃料の開発実績の概要と開発動向を概観し, 今後の展望に関する私見を述べたい。

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© 2003 一般社団法人 日本原子力学会
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