日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2016年年会
セッションID: R4-12
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R4:地球表面・環境・生命
モノハイドロカルサイトと共存するマグネシウムの存在状態
*福士 圭介鈴木 雄真大野 剛小川 雅裕家路 豊成高橋 嘉夫
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抄録
モノハイドロカルサイト(MHC)は含水カルシウム炭酸塩の一種であり、CaCO3. H3Oの化学組成をもつ。MHCは自然界では塩湖における生成が一般的であるが、淡水湖であるモンゴル・フブスグル湖やウギー湖から採取された湖底堆積物コア中での産出も報告されている。MHCの結晶構造に従うとCaの配位数は8であり、8配位をとらないMgは構造内のCaを置換しないはずであるが、自然界で見いだされるMHCは普遍的にMgを含む。本研究では、様々なMg含有量のMHCに対する放射光を利用したX線吸収端近傍構造(XANES)測定からMHCと共存するMgの存在状態を検討した。
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© 2016 日本鉱物科学会
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