目的:急性期病院から自宅へ退院した高齢患者に対する、退院直後の移行期支援の内容を明らかにすることを目的とした。
方法:急性期病院で移行期支援に携わる退院支援看護師11人に対して半構造化面接を行った。
結果:退院直後の患者に対する移行期支援内容は、<評価>と<支援>の2行為に分類された。さらに、【退院後の療養状況を評価する】【退院後の現実を踏まえ、自分ごととして今後の療養の見通しを持ってもらうために働きかける】【患者/家族/ケアチーム間のよい関係を、退院後も確立・維持する】等、7つのカテゴリと、それぞれから計21のサブカテゴリが抽出された。
結論:退院支援看護師は、退院直後の高齢患者の療養継続を見据え、退院後も多様なニーズに対し、多様な関係者への支援と働きかけを継続していた。本研究の結果は、専門職による移行期支援の質向上に寄与する可能性があり、今後は退院直後の移行期支援内容の標準化および効果検証を検討する必要がある。