2024 年 21 巻 2 号 p. 41-45
当センターは、就学前の自閉スペクトラム症の子ども達とその保護者に対して、1週間の親子入院を反復することによる療育プログラム(通称:「めだか入院」)を実施している。「めだか入院」は、離島を多く抱える長崎県において、療育施設のない離島の子ども達に対しても療育を提供する目的で10年間以上継続して実施されており、同様の事情を抱えた地方のモデルになりうると考える。本研究では、療育プログラムの内容を紹介すると共に、療育プログラムが子ども達と保護者に与える効果に関してアンケート調査の結果をもとに考察する。