自閉症スペクトラム研究
Online ISSN : 2434-477X
Print ISSN : 1347-5932
実践報告
親子入院による療育プログラムが就学前の自閉スペクトラム症の子ども達の保護者に与える効果
離島を多く抱える長崎県での取り組み
井上 大嗣
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2024 年 21 巻 2 号 p. 41-45

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抄録

当センターは、就学前の自閉スペクトラム症の子ども達とその保護者に対して、1週間の親子入院を反復することによる療育プログラム(通称:「めだか入院」)を実施している。「めだか入院」は、離島を多く抱える長崎県において、療育施設のない離島の子ども達に対しても療育を提供する目的で10年間以上継続して実施されており、同様の事情を抱えた地方のモデルになりうると考える。本研究では、療育プログラムの内容を紹介すると共に、療育プログラムが子ども達と保護者に与える効果に関してアンケート調査の結果をもとに考察する。

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© NPO法人 日本自閉症スペクトラム支援協会 日本自閉症スペクトラム学会
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