石油技術協会誌
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非在来型資源評価と開発の最適化のための技術
ズーバー マイク
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2013 年 78 巻 1 号 p. 47-55

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抄録

有機シェール貯留層は非常に複雑なため, その経済的な開発には多くの障壁が存在する;たとえば, シェール層の発見, 分布の把握, スイートスポットの特定, 坑井位置と坑井間距離の決定, 掘削の最適化, 坑井仕上げや坑井刺激の効率化, 操業効率の最大化, それと同時に, 環境保全や法律遵守などである。非在来型貯留層の特質はそれぞれ異なっており, ひとつのシェール層で成功した手法が必ずしも他のシェール層でも成功するとは限らない。
シェール貯留層を発見し, 評価し, 掘削し, 仕上げ、そこから炭化水素を生産するためには、はさまざまな技術が必要とされる。北米での成功事例を見てみると, シェール層開発を経済的な成功に導くための技術は, 最適な坑井掘削位置を決定するための技術およびあらゆる面で効率化を支援し, コストを削減するための技術であるといえる。長期的な成功を得るために早い段階で確たる決断を下し, 操業の効率化を図るために, 最適な技術やサービスを注意深く選択し適用することが必要である。
本ペーパーでは有機シェール貯留層から炭化水素を生産するために貢献しているさまざまな技術を紹介し, 論評する。

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© 2013 石油技術協会
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