2015 年 31 巻 1 号 p. 139-145
本校では、機械装置設計やものづくりの世界で働く技術者を養成するために、機械設計製図や加工実習、総合制作実習等のカリキュラムを通して教育している。学生には、勉強して技術を習得したその後のアクションとして、就職において社会生活のスタートラインに立つという試練が待っている。その導入の手助けとして職業社会論等を通して就職活動支援という形で、実際の企業活動における本当に必要な技術は何であるか(技術意識、コミュニケーションスキル等)を考察し教育に当てはめている。この試練を本人の意思で、乗り越え、その後の生産活動、企業活動にすんなりと入って行くことが出来るような就職指導について、昨年著者らが就職担当業務を実施しつつ考察した内容を本報にて報告する。