日本テレワーク学会誌
Online ISSN : 2433-1945
Print ISSN : 1347-3115
「いつもの仕事」をテレワークで実現するためのICTツールとその運用方法(<特集>テレワークを支援するICTツール)
田澤 由利
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2012 年 10 巻 2 号 p. 40-45

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抄録
東日本大震災で、テレワークを導入する企業や、在宅での業務を仲介する企業が増えてきた。しかし、在宅勤務制度を導入し、セキュリティ対策をするだけでは、持続的なテレワーク、また、突発時のテレワークに対応することができない。子育て・介護中等の限られた社員が週に1回程度の在宅勤務をするのではなく、突然の災害が発生しても、大半の社員がテレワークで通常の業務を進められる体制が必要になる。データやシステムのグラウト化はもちろん、業務のワークフロー、コミュニケーションの見える化、労働時間管理等、「いつもの仕事」をテレワークで実現するためには、どんなICTツールが必要か、また、そのための運用方法、ルールの徹底等について、実際の事例をもとに紹介する。また、これらのツール運営方法は、「在宅就業・在宅ワーク」を管理・運営する場合においても、「業務の拡大」「品質の向上」に活用することができる。
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© 2012 日本テレワーク学会
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