日本風工学会年次研究発表会・梗概集
平成16年度日本風工学会年次研究発表会
セッションID: S8-1
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NeWMeKに基づく風力エネルギー開発のための風向風速変動特性について
*友清 衣利子前田 潤滋
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抄録

NeWMeKの観測記録を用いて風力発電のための九州地区の各観測点での風向及び風速の変動特性について検討を行った。風速変動特性の指標として10分間での風速の標準偏差を日平均風速で除した値を日平均乱れの強さで定義して検討を行ったところ、沿岸部で変動が小さいことが分かった。また、風向変動特性の指標として風軸上の風向出現率を用いて検討を行ったが、山間部で風向変動が小さいことが分かった。
周辺地形の影響を受けて観測点ごとに傾向は異なるが、沿岸部では風速変動は小さいものの風向の安定性が低い傾向が見られた。また、内陸の山地部では風向は比較的安定しているが、風速の変動が大きいことが分かった。

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© 2004 日本風工学会
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